持続的回復のための基盤 2
現行の労使長期契約の再更新、あるいはひとつのセクターにおける賃金決定を他のセクターのそれとは切り離し、又は賃金率とインフレ率との連関を切り離すといった事例が増加しています。
失業の高水準がこのような変化の大きい原因ですが、それは、賃金決定行動のより永続的な変化を示しているのかも知れません。
現状においては、最近まで趨勢的上昇傾向にあった製造工業所得に占める賃金の割合が低下しているものと見られます。
原材料およびエネルギーと言った他のコストはかなり大幅に低下しています。
現時点のエネルギー価格見通しは、近い将来において大幅な上昇はないであろうと言うものであり、また山次産品価格の回復は遅れています。
これら価格の低下は、これらの生産部門又は生産国に悪影響を与えていますが、同時に製造工業の収益性改善に貢献しています。