アフリカ諸国の輸出と輸入 2
基礎的インプット財及び原材料の広範な不足のため、投資努力と一部生産活動が事実上停止しているので、外貨供給の改善が緊急な課題です。
更に、このような原材料不足がインフレを悪化させ、最近の政策改革のもたらす好影響を無効にする危険もあります。
世界銀行のように国際機関も本件地域の特殊な情況を認識しており、世銀は、サハラ以南アフリカ諸国に対し、将来の3年間にわたり、譲与的援助の大きい部分を配分しています。
また最近、国連事務総長が現在の危機に対する国際的関心を喚起し、追加的資源を動員して、共同一致した行動により、国際社会で行われている努力を改善するためのイニシアティヴをとりました。
では次に、先進市場経済国における持続的回復のための基盤についてみていきましょう。
現在の状況からみて、開発途上世界における成長の早期かつ力強い再活性化の見込みは少くなく、現在の景気回復の力強さとその長さが、将来の数年間にわたり、これら開発途上諸国の見通しを決定する極めて重要な要因です。
もし景気回復が力強さを欠き、あるいは次の循環的下降が早く来ることとなれば、過去の数年間から引き継いだ経済困難に陥っている開発途上諸国の困難は頑固に持続することとなるでしょう。
しかし、先進市場経済国における適正な政策と状況が組合されば、これら諸国を、循環的であるとは言え、過去10年間よりは高い水準の成長路線に乗せることも可能でしょう。